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理容椅子

先日、理容椅子が飾ってあるショールームに行く機会がありました。
そこで理容椅子のうんちくを・・・
027.gif現在の電動理容椅子の歴史は40年位まえです
それまでの理容椅子は座り心地が悪く、なにより理容師が椅子の上げ下げや倒すのを全部手作業で行っており手間も負担もすごいものでした。

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当時の椅子です。
そんな昭和20年代にある人物が
「お客様がゆっくりくつろげて、しかも理容師の負担を軽くする電動の椅子を開発しよう!!」と立ち上がったのです。
066.gifだが一口に電動と言っても「リクライニングのスピードは?椅子の角度は?理容室は老若男女、体格など様々なお客様が来る 万人が満足できる椅子をどうやって・・・」
という誰もが座りやすい椅子を作るのは至難の業だったのです。008.gif
ある日その人物が新聞に目を通していると 新幹線を開発している記事に目を奪われたのです。その記事は新幹線の椅子は長時間座っていても疲れない最新の技術を使っているとのことでした。
早速その椅子を開発し、当時ではまだ珍しい人間工学を取り入れた大学の教授に相談することにしました。062.gif
その人物と教授は7年の歳月を経て、老若男女数万人にも及ぶ人々を調査し膨大なデータを基に理想的な椅子を倒すときのスピード、角度にたどり着いたのです。
それは、背もたれの角度は96度から151度
椅子をリクライニングするときの倒す時も上げる時もは3秒間椅子の昇降速度は15センチを6秒間で上げ下げする。
というのが誰もが快適と感じるデータとなりました
こうしてついに昭和41年、ボタン一つで作動する世界初のオール電化の椅子が誕生したのです。071.gif
値段は当時の椅子の倍以上の値段の20万円でしたが「座り心地の良さ、理容師の仕事のしやすさが受け 爆発的なヒットとなったのでした。
その人物とは今ではこの業界の巨人ともいえ、圧倒的なシェアを誇る会社タカラベルモントの父でした。
今では人間工学に基づいた商品は数多くありますが、40年以上も前にそれを取り入れた椅子を作る、この先見の明はすごいです。見習いたいものです。
現在の理容椅子はさらに進化して 椅子にバイブレータ、フットヒーターなどを内蔵してさらなる快適性が追及されています。それが当店にある
この椅子です。
理容椅子_c0154844_1123283.jpg

どうですか~ この圧倒的存在感 すごいですね~ 思わず座りたくなります
皆様もこの椅子で少しのお昼寝を、日ごろの疲れを癒されてみませんか?014.gif
是非 お待ちしております。
shio
by hilton_ono | 2008-12-10 11:06